流行性疾患と季節

いつが寒さの底かなと思っているうちにもう春の兆しを感じる日々になっています。
子供の頃の家の庭には、父がいろんな種類の早春に花をつける木を植えていました。
梅から始まってマンサク、レンギョウ、トサミズキ、ロウバイの黄色い花々が次々咲いていい香りがしたものです。
春を告げる花が多かったのは父が雪国出身だったからだと大人になって気付きました。
私が研修医だったころは流行性疾患にも季節性がはっきりありましたが、この数年は夏に多いはずの病気が真冬に流行ったり春に多かった病気を一年中診たり、と変化しました。
それでも今年のようにインフルエンザが流行らない冬は記憶にありません。
現在は溶連菌感染症が流行中です。